『ムーンライズ・キングダム』 ブルース・ウィリス/ウェス・アンダーソン 2012年 

ムーンライズ・キングダム ブルース・ウィリス

本日の1本!管理人ソフトポケットのコメント

M softpocket

ウェス・アンダーソン監督が『グランド・ブタペスト・ホテル』も作っていることを知らなかったんですが、先に見たのはこちらの『ムーンライズ・キングダム』のほう。ほぼ何も知らず、DVDのパッケージの青と黄色の色使いが素敵だと思い手に取りました。あれ、ブルース・ウィリスでてる・・・みたいな感じです。^^

しかしいいですね、この映画。極上です。ていうか、すごい役者出すぎだろって感じで、ブルース・ウィリスの他にも、ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンドなど、一人で主役を張れる役者さんがさりげなく、しかし存在感を放ちながらいたるところに配置されています。

このそうそうたる役者陣の中で、2人の主人公サム・シャカスキー役のジャレッド・ギルマンスージー・ビショップ役のカーラ・ヘイワードは、ひるむことなくのびのびと自分の役を演じきっています。

将来が楽しみですね。特にカーラ・ヘイワードの魅力はどうでしょう!少女の清潔さと成熟した大人の女の色っぽさが入り混じったあやしい魅力は、一過性のものの持つはかなさも伴いすごいことになっています。

ストーリーはシンプル。養い親とうまくいかないサムと両親や学校の友達とすれ違うスージーが、お互いをかけがえのない存在と思うようになり、恋に落ちます。一年近い文通の後、ある日二人は駆け落ちを決行することに。二人が逃走する島の風景の美しさ、サムのボーイスカウトのスキルの高さは必見。

よりによって、重たい本やレコードのポータブルプレーヤーを家から持ち出すスージーですが、そういった小物も入念な計算によってストーリーに組み込まれ、生き生きと持ち場を演じています。若い二人の一途でひたむきな恋が巻き起こす周囲の大人たちへの大きな波紋。大人たちの複雑さと、二人の行動や考えのシンプルさが際立って描き出され、なんともほろ苦く甘酸っぱい気持ちにさせられます。エンディングもとてもいいですよ。

画面は一貫して美しく、暖かく、子供のころ読んだ、『不思議の国のアリス』やら、『ロビンソンクルーソー漂流記』なんかをふと思い出させる不思議な映画でした。

怒涛の絶賛の嵐の中

評価:★★★★★

制作&キャスト

監督 ウェス・アンダーソン
脚本 ウェス・アンダーソン
     ロマン・コッポラ
製作 ウェス・アンダーソン

キャスト
サム・シャカスキー – ジャレッド・ギルマン
スージー・ビショップ – カーラ・ヘイワード
シャープ警部 – ブルース・ウィリス
ウォード隊長 – エドワード・ノートン
ウォルト・ビショップ – ビル・マーレイ
ローラ・ビショップ – フランシス・マクドーマンド
福祉局員 – ティルダ・スウィントン
いとこのベン – ジェイソン・シュワルツマン
ピアース司令官 – ハーヴェイ・カイテル
ナレーター – ボブ・バラバン

公開 2012年
上映時間 94分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語

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