「私に会うまでの1600㎞」Wild‐A Journey from Lost to Found 

本日の1本!管理人コメント

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評価:★★★★

映画「Wild」の原作となった同名の小説は、作者シェリル・ストレイドの実体験を基にしたもの。薬物中毒と奔放な私生活、そして母親の死のトラウマから抜け出そうと、メキシコからカナダまで、1100マイル(約1600km)の「パシフィック・クレスト・トレイル」のハイキングの旅に出ます。

彼女の過去のフラッシュバックが、トレイルの進行とともに映し出され、時間とともに、なぜ彼女が徒歩での旅に出なければならなかったのかが明かされていきます。

英国にもトレッキングコースがありますが、やはり米国のはスケールが違います。自然の素晴らしさ、そして底知れない恐怖や厳しさも同時に味わうことができますよ。

リース・ウィザスプーンは、昔から好きだったので期待していましたが、やはり裏切りませんね。ただ、私は彼女の「早口で、可愛らしくて、頭の回転の速い女の子」の感じがとても好きで、この役は見ていて痛々しい(特に肉体的に)感じがしました。アカデミー賞主演女優賞受賞作「ウォーク・ザ・ライン」のような渾身のシリアス路線です。

作品は高い評価を受け、2015年のアカデミー賞では主演女優賞(ウィザ―スプーン)と助演女優賞(ローラ・ダーン)にノミネートされています。

製作

監督:ジャン・マルク・ヴァレ
脚本:ニック・ホーンビィ
原作:シェリル・ストレイド
製作:リース・ウィザ―スプーン
撮影:ワイヴス・ベランガー
製作国:米国
配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ/20世紀フォックス映画
上映時間:116分

主なロケ地

米国オレゴン州・カリフォルニア州

メインキャスト

【キャスト】
リース・ウィザースプーン – シェリル・ストレイド
ローラ・ダーン – バーバラ・ボビー・グレイ、シェリルの母親
ボビー・リンドストローム – 幼少時のシェリル
トーマス・サドスキー – ポール、シェリルの元夫

パシフィック・クレスト・トレイルとは?

PCT1
(ラッセン火山国立公園:PCT)

映画の中で重要な役割をする、パシフィック・クレスト・トレイル(略称PCT)は、全長4000㎞、アメリカ合衆国の3大長距離自然歩道のうちの1つです。メキシコの国境からカナダの国境まで、アメリカの西海岸を南北に縦断する空恐ろしいような遊歩道です。地球の直径が12742KMなので、彼女が歩いた1600㎞は10分の1以上にあたります。すごいですね。

PCT2
(Mount Hood Wilderness:PCT)

ちなみにこの種のアメリカの自然歩道の全区間を1シーズン内に歩ききることを、スルーハイキングと呼びます。そしてその挑戦者(毎年300人ほど)はスルーハイカー。およそ4ヶ月から6ヶ月かかるといわれる長期間の挑戦なので、成功するのは全体の6割だそうです。映画の中でも、自然歩道のあちこちに記録ノートの入ったポストがでてきて、シェリルはそれに書き込みをしています。これでハイカー同士の安否確認や記録・連絡を取り合ったりするんですね。

PCT3
(Glacier Peak Wilderness)

「自然遊歩道とかいって人をだまして、これはもう登山じゃないか!」と思いました。^^

痛くて、寒くて、怖くて、お腹減って、疲れて、極限状態の自然の中で、彼女の頭の中を様々な想念が現れます。「何時だってやめれる」と言う言葉を繰り返しつつ、シェリルは巨大なリュックを背負って旅を続けていきます。

原作

原作は、シェリル・ストレイドの同名の小説です。脚本をニック・ホーンビィが手掛けています。いいはずだ。


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