her/世界でひとつの彼女 2014年ホアキン・フェニックス/スカーレット・ヨハンソン

本日の1本!管理人ソフトポケットのコメント

M softpocket

評価:★★★★★

久々に良質のSF映画を見たような気がしたのでお話ししたいと思います。監督: スパイク・ジョーンズ、主演 ホアキン・フェニックス/スカーレット・ヨハンソン。この映画、アカデミー賞の5部門にノミネートされ、脚本賞をとっているそうです。そうですね、よくできたストーリーでどんどん思考の深い穴を突き進むような気分になります。アクションとバイオレンスを抜いて、ロマンスを加えた、ニューバージョンの『ブレードランナー』かな。本作も映像や音楽がため息が出るほど美しいです。

セオドア役のホアキン・フェニックスの演技が秀逸。サマンサの声を演じたスカーレット・ヨハンソンもさすが。親友エイミー役のエイミー・アダムスもめちゃくちゃかわいかった!

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舞台は近未来のロスアンゼルス(これもブレードランナーを彷彿させる…)。イヤホンで自分のPCと意思疎通できる未来。メールチェックも音声で。通勤電車の中の人々は、すべて自分のPCと連絡を取り合っている未来。部屋に戻って照明を見ると自動でライトが点灯する未来。そのくらいの感じの未来です。ね、あと数年でそうなると思いませんか?

ロスで代筆業を生業として暮らす、セオドア(フェニックス)は、離婚調停中で一人住まい。別居中の奥さんにまだ思いが残っている状態です。次々にフラッシュバックする懐かしい思い出。こんなに愛し合った2人でも別れの時が来ることもある。。。ほろ苦い気持ちが広がります。

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そんな彼の生活の中に、突如現れたのが最新のOSサマンサ(ヨハンソン)です。このOSは人工知能を持ち、人間と同様のコミュニケーションが取れます。しかも経験を積むことで成長していくんですね。そりゃもう、役に立ちます。抜群に気が利く秘書みたいです。大事なメールや電話だけピックアップしてくれたり、会議に遅れないよう知らせてくれたり…。そのうえ豊かな情緒を備えていて、きれいなピアノ曲を即興で作曲して聞かせてくれたり。実体がないからあんまりめんどくさくないし、心の底からこりゃえええ!と思いました。^^ほしーい。

それで、セオドアはサマンサにどんどんのめりこんでいくわけです。このOSは、オーナーにとって最も理想的なパートナーとして成長するようにプログラミングされているのかもしれませんね。人間は現実に接触することができる相手以外とでも恋愛できるわけで、アイドル、アニメのキャラ、グラビアのおねーさん、映画俳優、フィギュア。。。同じですよね。

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日本は、世界でもトップクラスのセックスレス国(夫婦間)です。この映画のような方向にどんどん進みつつあるような気がして仕方がありません。これが本当に発売されたら、ますますリアルの夫婦関係は崩壊するでしょうね。こっちのほうが楽ですもん。いやなとこが見えないし、面倒くさくない。でもそれを本作は描きたかったのか…??

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こちらがサマンサです。
このコンピュータと人間の恋愛関係は、どうなっていくのでしょうか。ひさびさ、いい映画でしたので、ぜひじっくりご自分の目で確かめてみてください。

では、ちゃお!

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