『ロスト・イン・トランスレーション』 ビル・マーレイ/スカーレット・ヨハンソン/ソフィア・コッポラ

ロスト・イン・トランスレーション ビル・マーレイ/スカーレット・ヨハンソン/ソフィア・コッポラ

Her』 のスカーレット・ヨハンソンの声をきいて、この映画を思い出しました。

本日の1本!管理人ソフトポケットのコメント

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評価:★★★☆☆

ソフィア・コッポラはお父さん(フランシス・コッポラ)に連れられて、日本によく来ていたんだろうなあ、というのがこの映画を見た時の最初の感想でした。何かすることがあってきている人と、その人についてきている人の気分の違いがよく分かります。

『寂しかった』『つまんない』『わからない』『居場所がない』『もう待っているのいや』

そんな気分が伝わってきます。

ソフィア・コッポラの映像は、透明で繊細。それでも恋するバルセロナスカーレット・ヨハンソンを超絶きれいに撮っています。こんなきれいな人がいるんだなあ、と心から感激しました。今見返しても本当にきれいです。

日本のネオンや喧噪、お寺や生け花、テレビ番組のばかばかしいシーン、RとLを発音できない日本人。。。ステレオタイプの日本のカルチャー・サブカルチャーが次々と脈絡もなくコラージュのように現れます。まあ、これでいやな気分になる日本人も多かったらしいですが、映画の1ピースだと思えば私はそんなに気になりませんでした。外人から見たらそんなもんじゃないかなあと。

ソフィア・コッポラ監督。私はこの監督とても好きなんですが、その理由の一つが、BGMの選曲が自分の好みに合うんです。この人の『マリー・アントワネット』の選曲も大好きなんですが、ものすごく物憂い感じ。映像とぴったり合うんですね。

この映画、内容とかあまり考えてみないほうがいいと思う。。。それより、美術館に抽象画を見に行ったような気分で、きれいなシーンや音を楽しむ。主人公の感情のひだを感じる。。。そんな感じの楽しみ方をお勧めします。

この映画以降、外人がすぐこう言うようになった件

通訳が超絶へたくそで、笑えたんですが、”Lost in Translarion“というこの映画が出た後、周りの人が頻繁にこのフレーズを言うようになって、若干いらっとしています。笑。 日本語に限らず、まあとにかく言葉や文化がわからなくて困った、という時にしたり顔で使うんですね。実害ないんでいいんですけど。ちなみに私の日本語で嫌いなフレーズは、『大人かわいい』この言葉を使っているのを見ると、使っているやつをぶん殴って逃げ出したくなります。なんとかしてー!!

ビル・マーレイって、むかしから私にとってどうとらえていいのかわからない俳優さんなんですが、ここでもいまひとつわからない、なんかもっさりしたあいまいな役どころになってます。最後のシーンも『えーっそうなの?』って感じでしたし。ムーンライズ・キングダムでも、家出する女の子の父親役で、なんかわけわかんなかったですし。このまま、はっきりしないままずーっといくんでしょうね。そういうニッチな役を一手にひきうけているんでしょう。。白黒はっきりつけたい向きには、この映画欲求不満がたまるかもです。でもこのビルマーレイのあいまいなオヤジさ加減が、スカーレット・ヨハンソンの美しさを一層引き立てていたことは間違いないです。

制作

出演: ビル・マーレイ, スカーレット・ヨハンソン, ジョバンニ・リビシー
監督: ソフィア・コッポラ
公開: 2004年12月
時間: 102 分

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