パッセンジャー 【主演】ジェニファー・ローレンス/ クリス・プラット

久々に見たSF映画ですが、かなり私的にささった作品です。2017年のアカデミー賞美術賞と作曲賞にそれぞれノミネートされました。


本日の1本!管理人ソフトポケットのコメント

M softpocket

評価:★★★★☆

SFという舞台を借りて、深ーい男女関係を描いたものに感じ、鳥肌が立ちました。本当はこんなこと言いたかったんでしょう?とつい深読みしてしまいます。結婚生活を長く続けられている方ほど、この気持ちがおわかりいただけるかと。^^


深読みしないで、壮大なエンターテイメントとしても楽しめますのでご安心を。


ネタバレ!ストーリー(私の勝手な深読みとともにお伝えします)



宇宙に移民する5000人を乗せた超大型宇宙船アヴァロン号の120年間の航行中に、人工冬眠ポッドの故障でジム(クリス・プラット)だけが目覚めてしまう。


本当は到着1ヶ月前に目覚めることが設定されているのに、彼ひとりがその90年程前に目覚めちゃうんですね。


想像できます?この先90年たった1人、宇宙のど真ん中で生きていくんです。(ソフポケ深読み:人は結局一人でこのひろい世の中に生まれてきて、90年ほどの人生を生きるんだなあ



90年というのが微妙な絶望感を生む数字で、60年や70年なら、やってやれないことはないと思うかもしれませんが、90年はさすがに心が折れるでしょう。


地球に通信しても、返信が届くまで55年もかかる!もうありえないくらいシステムダメダメですね。

それでも1年くらいは持ちます。ジムは一人で船内のエンターテイメント施設で遊んだり、アンドロイドのバーテンダー、アーサーと話したりして何とかやり過ごすんです。


arthur


このアーサーというのが本当に救いになるんですねー。



もうすっかりジムに感情移入して、呼吸困難になるくらい苦しくなってますから…。



アーサーを見ながら、トムハンクスの「Cast Away」という映画に出てきた、ボールの「ボブ」を思い出しました。こちらは無人島に不時着したハンクスが、ボールに顔を書いて友人にして、絶望的な孤独感に耐えるんですけどね。同じですね。人は本当に一人ぽっちでは生きられない。


そうこうするうちに、ジムは冬眠ポッドの中で眠る一人の女性が気になってしょうがなくなるんです。



このことをアーサーには包み隠さず相談するんですが、いかんせんロボットの悲しさ。人間のこころのひだの深いところまでは理解しきれなかったようです。(ソフポケ深読み:ロボットじゃなくても、こういう人は実際いる…^^


誰を選ぶかソフポケ深読み:これはまさに結婚と同じ)。でもこの場合、自分のその選択で、相手の運命を決定的に変えてしまう、それもおそらく絶望的に悪い方向の運命に…


ジムにはこれが痛いほどわかっているんで、葛藤します。



でも、ついに孤独感と誘惑に負け、彼女(オーロラ/ジェニファー・ローレンス)を目覚めさせてしまうんです。もちろん自分が彼女を目覚めさせたことは極秘中の極秘です。

ソフポケ深読み:まあですね。人が人にプロポーズするときの気持ちは、自分の場合経験が無いのでわかりませんが、100%自分の人生に自信満々の人なんていないでしょうし、それでもなんでも一緒にいてほしいと思うから、思わず結婚してって言っちゃうんでしょうね。冷静に考えると、プロポーズなんてとても怖くてできませんよね…。でもね、そうして表面的には絶望的でしかない状況下でも、案外そうでもなくなる場合もある。人生最後まで分からんです。ほんと。



えー、ここからがクライマックスなんで、実際に映画をご覧になることを強くお勧めします。



映像は素晴らしくきれいです。見た後、どーんとしたものが残りました。久々楽しめました!お勧め!!

制作



キャスト:
オーロラ・レーン:ジェニファー・ローレンス
ジム・プレストン:クリス・プラット
アーサー:マイケル・シーン
ガス・マンキューゾ:ローレンス・フィッシュバーン
ノリス船長:アンディ・ガルシア


監督: モルテン・ティルドゥム
公開: 2016年12月14日
時間: 116 分


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